アルガンオイル Argan Oil

カラー: オレンジ
香り: 製品特有
風味: 製品特有、ナッティー
特徴: 乾燥させない

アルガン樹は、8000万年前から⼤⻄洋沿岸地方に自⽣しているとされ歴史のある植物です。1219年にはアラブの著名な⽣薬学者イブンアルバイタールの著書「薬草論」では、アラブ⽣薬として、水痘・炎症・湿疹・火傷などの治療に用いられてきたと記述されています。
アタテツ科に属し⽊の高さは7〜10m程の樹齢は125-250年程度の常緑樹で、根は地下何mも伸びて水分を吸い上げ⽣息するため気温50℃以上、年間⾬量200mm以下という厳しい気象条件にも耐えられると言われてます。
10月頃にクリーム色の花を咲かせ、6〜8月に緑色の実を付けます。枝に鋭い棘があるため、⼿摘みはせず 自然落下したものを⼥性たちが集めます。搾油は、オリーブの場合、果実をそのまますりつぶし搾油するが、アルガンの場合は、実の種の中にある仁の部分から搾油するため、実を乾燥させて1-3個の種子を取り出し、その非常に硬い種を割り白っぽい胚を取り出す。それを石臼で挽いたり（伝統的製法）、最近ではプレスマシンを使って低温圧搾されます。100キロの果実から10時間かけてわずか１リットルを採油するとても貴重なオイルなのです。

ビタミンEを多く含むだけでなく、4種すべてのトコフェノールを含有。高い抗酸化力で、有害物質や紫外線によるダメージから肌を守ります。日焼け止めとしての効果や硬化した肌を滑らかにしたり、むずむずしたかゆみや皮膚炎の症状改善を助けるとされます。
また、フィトステロールを含有し、ショッテノール（Δ７‐スチグマステノール）は皮膚の老化防止効果、スピナステロールは細胞賦活効果があるとされている。脂肪酸組成と、含有ビタミンから酸化安定性が高いためナチュラルコスメや単⼀オイルだけでなくヘアケア〜メイクまで多岐にわたり使用されている植物原
料の⼀つです。さらっとした質感で使いやすいです。

アルガンオイルは食通の方に人気でフライに最適です。

アルガン樹は年々減少しており、絶滅の危機に直⾯しています。現在は、モロッコの南⻄部アガディール周辺に約80万haしか存在しません。アルガンの森はサハラ砂漠の拡⼤を防ぐ地球環境資源としての重要性を持つことから、国連 ユネスコの⽣物圏保護区域に指定されています。モロッコでは国をあげて、その保護と資源の高度利用に取り組んでいます。
需要の増加に伴いアルガンオイルの⽣産には、協同組合が設立され、⽣産技術の向上や品質管理に尽力しているだけでなく、⼥性の雇用創出と社会的地位の向上を推進しています。